オンライン内定者懇親会(イベント)を実施する価値-チームアクティビティ体験を通じた身近な「主体性の発揮」機会の啓蒙【コラム】

オンラインでの内定者イベントを通じて伝えたい「チームワーキング」という視点

「オンラインで内定者に「アクティビティ」に取り組んでもらって、で、どうなるの?」
「それって、イベントなの?研修なの?」

よくご質問を受けることがあるので今回、コラムを通じて一度整理してみたいと思います。

◆オンラインでの内定者懇親会(イベント)とは?


10月の内定式(またはその前段階)から翌年4月の入社式までの間に、採用側の企業主体で実施される内定者交流の企画(「チームビルディング」の場)のことです。
入社式までの間に1~数回、1回あたり数時間~1日程度の時間枠で実施されることが多く、かつては本社などに集まってもらいリアルな対面形式で実施されていたものが、コロナ禍以降ではオンライン会議システムを用いたリモート形式で実施されているケースが多いです。

◆オンライン内定者イベントの開催が必要な理由

内定者の「不安」を「解消」する価値

内定者懇親会(イベント)を実施する目的には、企業側・内定者側双方のニーズがあります。
特にコロナ禍の経験により、以前よりも採用側の企業と内定者との接点が少なくなっているため、これまで以上に意図的に接点を補う工夫が求められます。

【企業側の視点】

「内定者をつなぎとめたい」

(内定者の不安な気持ちを解消することで
入社への意欲を揺るがないようにしたい)

「内定者を理解したい」

(内定者の様子や特徴を適切に把握しておきたい)

【内定者側の視点】

「就職先としての迷いがまだ少しある」

(不安や迷いを解消し前向きに4月を迎えたい)

「どんな同期の仲間がいるのだろう?」

(以前の先輩は内定者同士で自主的に
集まって飲み会してたみたいだけど・・)

内定者の不安の解消

がポイントになると思います。

◆内定者イベントは企業主催による内定者の「チームビルディング」の場

上記の内定者の不安の解消に大きく貢献するのが

「同期入社の内定者の仲間と
上手くいい関係を築けそうだな」

という感覚「チームビルディング」の醸成です。そしてその土台となるのが

「社員を大切にしてくれる会社だから
入社後も頑張ってやっていけそうだな」

という会社に対する信頼感であるとチームアクティビティZukanは考えます。

内定者は、これから同じ会社で同期となる仲間との

気さくかつ真面目に
お互いを知ることができる交流の場

を求めています。

コロナ禍により内定者同士が自主的に集まる機会に制限が生じたことから、今後は採用側の企業主導による内定者交流の場を積極的に設けることで、内定者同士の良好な関係性、そして企業側と内定者との間の信頼関係を積み上げていく必要があるのではないでしょうか。

◆実は「飲み会」では満たされない。内定者が期待するのは「学び」の要素?

一方、内定者同士の交流というと

内定者同士が仲良くなる場 = 飲み会?

という発想が浮かびがちですが、企業主催の会に参加する内定者本人は、無意識にも何らかの「付加価値」を求めています。チームアクティビティZukanでは、この付加価値として「緩やかな学び」の要素を加えることをオススメします。
単に「仲良し」になってもらうための施策よりも

その場にいる内定者同士が活動を通じて
学びにつながる体験を共有できる場

のほうが「内定者の交流の場」としての価値が高まると考えます。

そもそも内定者という存在は採用側の企業にとって

「顧客」ではなく「将来の社員」という存在

です。企業が主体となって実施する内定者懇親会の場では、内定者の「不安な気持ちの解消」に加え、内定者に対して

これから社会人として活躍する上で
「期待されていること」

という期待を込めたメッセージを効果的に伝えていくことが必要です。

◆チームアクティビティZukanによるオンライン内定者イベントとは?

チームアクティビティZukanが提供するオンライン内定者イベントでは、オンライン会議システムを活用したリモート環境下でチームアクティビティに取り組んでいただきます。

アクティビティ自体は、制限時間内に与えられた課題の達成を目指すというゲーム性のあるコンテンツですが、

チームメンバー同士が協力・連携し
課題に取り組まないと
解決できないアクティビティ

という構造になっています。
チームアクティビティの体験を通じて、

「やっぱり、チームで働くって、いい!」

という「チームビルディング」の感覚を、同期入社の仲間となる内定者同士で共有してもらうことが可能です。
具体的には

チーム課題を達成するためのコミュニケーション
【アクティビティ中の課題解決への取り組み】

自分たちのチーム活動を振り返るコミュニケーション
【アクティビティ後の振り返り】

という2種類の良質なコミュニケーションが生まれる場の中で、内定者同士が自分の考えを主張しあったり相手の意見に耳を傾けたりします。

このプロセスによって、単に「楽しかった」だけではなく、

チームで成果を出すことに対する意識づけ

そのためにチームメンバーに求められること

を考察する緩やかな学びの要素が生まれます。
そしてそれは入社後、職場というチームで新入社員に期待される「主体性の発揮」につながる学びです。

チームアクティビティの体験を通じて、内定者の不安解消というニーズに沿う形で、入社前の早い段階から同期入社という「一体感」が醸成され、4月から始まる新入社員研修へ向けた土台を整えることを可能にします。

◆イベントの最後に内定者へ送るメッセージは?「チームワーキング」とは?

内定者イベントの最後には、自然な流れの中で

残りの学生生活の中で
「チームワーキング」を実践する場を
自ら見つけ意識的に過ごす

ことをおすすめするメッセージを伝えます。

ここでいう「チームワーキング」とは、2021年に出版された立教大学経営学部の中原淳教授と田中聡助教による著書「チームワーキング - ケースとデータで学ぶ「最強チーム」のつくり方」に基づいた考え方です。

書籍の中では「チームワーク」

チームの成果を最大化するために遂行されるチームの諸行動

と定義し(58ページ)、「チームワーキング」とは

1)チームメンバー全員参加で、
2)チーム全体の動きを俯瞰的に見つめ、
3)相互の行動に配慮し合いながら、
目標に向けてダイナミックに変化し続けながら、成果創出をめざすチームの状態

と解説しています(14ページ)。

友人との企画事、授業、ゼミ、サークル、アルバイト、ボランティアなど、上記の視点に基づくようなチーム活動体験を、学生生活最後のラストスパートの期間に積み重ねることによって

残りの学生生活を充実したものにしてほしい

というメッセージにつなげていきます。

以上が、チームアクティビティZukanが考える内定者懇親会(イベント)のコンセプトになります。

実施事例紹介は以下のリンクよりご覧ください。

オンラインでの内定者イベントを実施
<株式会社きらぼし銀行>
https://team-zukan.com/case/fy21q12_1/

単に「仲良しになる」だけではなく「チームの学び」という付加価値のあるチームビルディング型の内定者懇親会(イベント)にご興味がありましたらお気軽にお問い合わせください。

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(※本コラムは2021年8月11日、2022年6月30日に掲載したコラムに追記を加え再掲載しています。)